のどが痛むとき、原因によって適切な対処法が大きく異なります
「のどが痛い、また風邪かな」と思っていても、溶連菌・インフルエンザ・アデノウイルスが原因のこともあります。原因によって治療法が異なるため、症状が強い場合や長引く場合は早めの受診が大切です。東静岡たけもと内科にお気軽にご相談ください。
このような症状はありませんか?
以下の症状に心当たりがある方は、ぜひ一度ご受診ください。
- のどが痛くて、飲み込むと強くしみる
- 声がかすれて話しにくい
- 38℃以上の発熱を伴う
- 扁桃腺が腫れている、白い膿が見える
- 咳・鼻水が数日続いている
- 首のリンパ節が腫れて痛い
- 家族にインフルエンザ・溶連菌感染者がいる
- のどの痛みが1週間以上続き、なかなか治らない
症状が重い場合や長引く場合は、早めの受診で原因を特定することが回復への近道です。
原因について
のどの痛みは、以下のような原因が考えられます。
風邪(ウイルス性・最も多い)
症状がゆっくり始まり、鼻水・咳・微熱を伴うことが多いです。原因のほとんどがウイルスのため、抗生物質は必要ありません。
溶連菌感染症(細菌性)
のどの痛みが非常に強く、高熱・首のリンパ節の腫れ・扁桃腺の白い膿が特徴です。抗生物質が必要で、放置するとリウマチ熱・急性腎炎を引き起こす可能性があります。
インフルエンザ
突然の高熱、全身のだるさ、関節痛が目立ちます。のどの痛みより「全身症状」が強いのが特徴です。
アデノウイルス(咽頭結膜熱)
のどの激しい痛み・39℃前後の発熱・目の赤みが特徴です。特に小児に多く見られます。
声の使いすぎ・空気の乾燥
ライブ・カラオケ・講演後、冬の乾燥時期に起こりやすく、安静・加湿が主な対処法です。
診断方法
症状と所見に応じて、適切な検査を組み合わせます。
問診・のどの視診
のどの赤み、扁桃腺の腫れ・膿、首のリンパ節の腫れを確認します。
溶連菌迅速検査
のどを綿棒でこすり、約5分で結果がわかります。
インフルエンザ迅速検査
発熱・全身倦怠感が強い場合に実施します。発熱後12時間以上で感度が上がります。
コロナ抗原検査
発熱外来にて、必要に応じて行います。
血液検査
白血球数・CRP(炎症反応)を測定し、細菌感染の有無を確認します。
当院での治療
原因に応じて治療内容が異なります。症状と検査結果をもとに、患者さんに合った治療をご提案します。
風邪(ウイルス性)の場合
解熱剤・鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)・去痰薬・咳止めを処方します。ウイルスが原因のため抗生物質は不要です。自然治癒が基本で、水分補給・加湿・安静が回復を助けます。
溶連菌感染症の場合
ペニシリン系抗生物質が第一選択です。しっかり飲み切ることで合併症(リウマチ熱・急性腎炎)を防ぐことができます。
インフルエンザの場合
タミフル・ゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬を処方します。早めの内服で症状が軽くなります。
「必ず治る」「すぐに治る」という保証はできませんが、症状に応じて最適な治療をご提案します。
治療期間・通院の目安
のどの痛みの治療期間は原因によって異なります。あくまで目安としてご参照ください。
- 風邪(ウイルス性):多くは3〜7日で回復。長引く場合は再診をおすすめします。
- 溶連菌感染症:抗生物質を5〜10日間服用。服薬後2〜3日で症状が改善することが多いです。
- インフルエンザ:抗インフルエンザ薬は5日間服用が基本です。
- 扁桃炎が繰り返す場合:耳鼻科との連携や、長期的なフォローが必要になることもあります。
個人差がありますので、症状が改善しない場合や悪化する場合は早めにご相談ください。
放置するとどうなるか
のどの症状を放置すると、以下のような合併症・悪化が起こる可能性があります。
- 溶連菌の放置→リウマチ熱(心臓弁膜の炎症)や急性腎炎を引き起こすことがある
- 扁桃炎の反復→慢性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍に進展することがある
- インフルエンザの悪化→肺炎・脳症など重篤な合併症のリスクが上がる
- のどの炎症が長引く→咳喘息・副鼻腔炎・中耳炎などへ波及することがある
症状が長引く、強い痛みが続く場合は早めの受診が大切です。