「夕方になると足がむくむ」「数日で体重が増えた」——心臓や腎臓からのサインのことがあります
むくみは、皮膚の下に余分な水分がたまった状態です。
長時間立っていた後などに起こる一時的なむくみは珍しくありませんが、むくみが続く、両足が腫れる、体重が急に増える、息切れを伴う場合には病気が隠れている可能性があります。
むくみの主な原因
心不全
心臓のポンプ機能が低下すると体内に水分がたまり、両足のむくみや息切れが起こります。
腎臓病
腎機能低下や蛋白尿によって水分がたまり、むくみが出ることがあります。
静脈のうっ滞
長時間の立位、静脈瘤などにより足に血液がたまりやすくなります。
深部静脈血栓症
片足だけ急に腫れ、痛みを伴う場合には注意が必要です。
薬剤
一部の降圧薬などで足のむくみが生じる場合があります。
その他
肝疾患、甲状腺疾患、低栄養などでも起こります。
当院での精密検査
東静岡たけもと内科では、「むくみがある」という症状だけでなく、片足か両足か、息切れ・体重増加を伴うかを確認し、心臓・腎臓を中心に原因を調べます。
診察
むくみの左右差、程度、心音・呼吸音などを確認します。
血液検査
腎機能、肝機能、蛋白、甲状腺機能などを確認します。
心不全が疑われる場合にはBNPなどを確認します。
尿検査
蛋白尿など腎疾患のサインを確認します。
心電図
不整脈や心疾患の有無を確認します。
心エコー
心機能、弁膜症、心肥大などを確認します。
当院での治療方針
原因に応じて治療します。
心不全
原因疾患を評価し、必要に応じて利尿薬などを使用します。
腎疾患
血圧管理や原因疾患の治療を行い、必要に応じて腎臓内科へご紹介します。
薬剤性
原因となる可能性のある薬を確認し、必要に応じて調整します。
治療期間・通院の目安
- 軽度:原因確認後に経過観察
- 心不全・腎疾患:定期的な通院
- 薬剤性:薬剤変更後に再評価
- 原因不明・進行性:追加検査
放置するとどうなるか
単純なむくみであれば大きな問題にならないこともあります。
しかし心不全などが原因の場合には、むくみが悪化すると呼吸困難につながることがあります。