普段の生活をしながら24時間心電図を記録し、不整脈を調べます
通常の12誘導心電図は数十秒間の記録です。そのため、時々しか起こらない不整脈は記録できないことがあります。24時間ホルター心電図は、小型の心電計を装着して日常生活中の心電図を連続記録する検査です。動悸・脈が飛ぶ・めまい・失神などの原因を調べる代表的な検査です。
24時間ホルター心電図でわかること
- 心房細動
- 期外収縮の回数
- 上室性頻拍
- 心室頻拍
- 徐脈
- 洞不全症候群
- 房室ブロック
- 昼夜の心拍数変化
- 症状と心電図変化の関連
ホルター心電図が必要となる症状
動悸
動悸が起きた時間と心電図を照合し、不整脈による症状かどうかを確認します。
脈が飛ぶ・抜ける
期外収縮の種類や回数を定量的に評価します。
めまい・失神
著しい徐脈や一時的な心停止、頻拍発作がないか確認します。
心房細動の経過観察
治療後の再発や心拍数の状態を確認するために行うことがあります。
当院での検査
24時間ホルター心電図
機器を装着したまま通常の日常生活を送り、24時間の心電図を記録します。
12誘導心電図
現在の心拍・不整脈・伝導障害などを確認します。
心エコー
不整脈の背景となる心肥大、弁膜症、心機能低下がないか確認します。
血液検査
甲状腺機能、貧血、電解質などを必要に応じて確認します。
当院での治療方針
記録された不整脈の種類・頻度・持続時間と、自覚症状との関係を不整脈専門医が評価します。
治療不要な期外収縮
心機能が正常で、期外収縮が少なく症状も軽い場合は経過観察とすることがあります。
頻度の多い期外収縮・頻拍
薬物療法やカテーテルアブレーションを検討します。
心房細動
脳梗塞予防と不整脈治療の両面から治療方針を決定します。
徐脈・房室ブロック
症状や心停止時間などから、ペースメーカー治療の必要性を判断します。
検査・通院の目安
- 装着:約10〜20分程度
- 記録:約24時間
- 日常生活:原則として通常通り
- 解析後:結果説明
- 必要に応じて長時間ホルターへ変更・追加